
これだけ覚えよう
- 同じ回数やるなら、全部を続けてやらず、時間を空けてもう一度触れる。
- 今日3回続けて復習するより、今日・数日後・さらにそのあと、のように分ける。
- 大切なのは「何回やったか」だけでなく、「いつやったか」。
- 何日空けるのが絶対に正しい、と一つの数字で決める必要はない。
- 復習を一度に詰め込まず、時間を離してもう一度出会う。
三本目を持ったまま
火が小さくなってきたので、薪を足す。
三本ある。
いっぺんにくべる。火は、いったん隠れる。しばらく煙が出て、それから、さっきより低い火が戻ってくる。
同じ三本を、一本ずつくべた夜がある。
一本目が細くなったころに、二本目。その火が落ち着いてから、三本目。
薪の数は同じで、火のほうは、ずいぶん先まで届いた。
増やしたのは本数ではない。あいだのほうだ。
覚えたことにも、似たところがある。
三回思い出そう、と決めたとする。三回を今日の午後に続けてやると、二回目と三回目は、一回目の続きになる。まだそこにあるものを、置いた場所からもう一度取るだけだ。手が同じところへ伸びる。
同じ三回を、今日と、何日か置いた日と、その先の週へ分けて置く。二回目に取りにいくとき、手は同じところへは伸びない。
回数は変わっていない。変えたのは、いつ触れるか、そこだけだ。
どれくらい離せばいいのか、という問いには、ここでは答えない。日数の表を作ることもできるが、材料が変われば合わなくなるし、その表を守ること自体が今日の用事になる。ここで決められるのは、詰めないこと、それだけである。
火のそばで、三本目を、まだ置かない。
炎が少し低くなるまで、手に持ったまま待つ。
やっているのは、足すことではない。置く時点を選ぶことだ。
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