
比べる場所を変えてみる3分実験
「3分実験室」は、3分前後でひとつの小さな頭の実験をして、あとから「今どんな頭の使い方をした?」を見ていくシリーズです。
身近な「コンビニ」と「スーパー」を比べてみます。
まずやってみる
1.同じところを3つ
コンビニとスーパーの共通点を3つ書いてください。
2.違うところを3つ
今度は違いを3つ書いてください。
3.比べる場所を一つ決める
次から一つ選んで、同じ場所だけで比べます。
品ぞろえ
店の広さ
営業時間
値段
買いやすさ
家からの行きやすさ
比べる場所をそろえると、何が違って見えるでしょうか。
4.「いちばん大きい違い」を一つ選ぶ
今出した違いの中から、
自分にとって、いちばん大きい違い
を一つ選んでください。
そして、
それは、どのコンビニ・スーパーでも必ずそう?
と考えてみてください。
ここから種明かし
「コンビニとスーパーは違う」と言っても、
値段
広さ
営業時間
のどれを見るかで答えは変わります。
さらに、「コンビニはいつも○○」「スーパーは必ず△△」と決めると、当てはまらない店が出ることもあります。
比べるときには、
何で比べたか
どこまで当てはまるか
を見る必要があります。
ここまでの答えを見比べてみよう
| <見るところ> | <たとえば> |
|---|---|
| 同じところ | 食べ物を売る、会計をするなど |
| 違うところ | 広さ、品ぞろえ、営業時間など |
| 比べる場所を決めたあと | 「値段」だけで比べた |
| 一番大きい違い | 自分が重視している差が見えた |
| 「いつもそう?」のあと | 全部の店には当てはまらないこともあった |
記憶学で見ると?
違いは、似たものを区別する手掛かりになる
似たものを覚えるとき、「ここが違う」と目印になる部分を持つと区別しやすくなります。何を比べるかをそろえると、差も見えやすくなります。
他には……
- 共通点は、まとまりを作る手掛かりになる: どちらも「買い物をする場所」のような大きなまとまりに入れられます。
- 例外を見ると、覚えた違いの使える範囲が分かる: 「いつもそう」と決めず、当てはまらない店も一緒に見ます。
脳のOSで見ると?
比較理解(理解OS 第7章)
二つを比べるときは、同じ軸にそろえると違いが見えやすくなります。「コンビニとスーパー」だけで考えるのではなく、「値段なら?」「広さなら?」と比べる場所を決めます。
他には……
- 境界理解(理解OS 第11章): どこまでなら「コンビニらしい」「スーパーらしい」と言えるかを見る。
- 例外処理(理解OS 第10章): 当てはまらない店を無理に消さず、別に扱う。
- カテゴリー化(理解OS 第8章): 共通点から「買い物をする場所」というまとまりを見る。
- 本質抽出(理解OS 第6章): いくつかある違いから、自分にとって重要な差を選ぶ。
もう一度だけ
次は、
「本屋」と「図書館」
で、同じように比べてみてください。

