第6回|コンビニとスーパー、何が同じで何が違う?

比べる場所を変えてみる3分実験

「3分実験室」は、3分前後でひとつの小さな頭の実験をして、あとから「今どんな頭の使い方をした?」を見ていくシリーズです。

身近な「コンビニ」と「スーパー」を比べてみます。

まずやってみる

1.同じところを3つ

コンビニとスーパーの共通点を3つ書いてください。

2.違うところを3つ

今度は違いを3つ書いてください。

3.比べる場所を一つ決める

次から一つ選んで、同じ場所だけで比べます。

品ぞろえ
店の広さ
営業時間
値段
買いやすさ
家からの行きやすさ

比べる場所をそろえると、何が違って見えるでしょうか。

4.「いちばん大きい違い」を一つ選ぶ

今出した違いの中から、

自分にとって、いちばん大きい違い

を一つ選んでください。

そして、

それは、どのコンビニ・スーパーでも必ずそう?

と考えてみてください。

ここから種明かし

「コンビニとスーパーは違う」と言っても、

値段
広さ
営業時間

のどれを見るかで答えは変わります。

さらに、「コンビニはいつも○○」「スーパーは必ず△△」と決めると、当てはまらない店が出ることもあります。

比べるときには、

何で比べたか
どこまで当てはまるか

を見る必要があります。

ここまでの答えを見比べてみよう

<見るところ> <たとえば>
同じところ 食べ物を売る、会計をするなど
違うところ 広さ、品ぞろえ、営業時間など
比べる場所を決めたあと 「値段」だけで比べた
一番大きい違い 自分が重視している差が見えた
「いつもそう?」のあと 全部の店には当てはまらないこともあった

記憶学で見ると?

違いは、似たものを区別する手掛かりになる
似たものを覚えるとき、「ここが違う」と目印になる部分を持つと区別しやすくなります。何を比べるかをそろえると、差も見えやすくなります。

他には……

  • 共通点は、まとまりを作る手掛かりになる: どちらも「買い物をする場所」のような大きなまとまりに入れられます。
  • 例外を見ると、覚えた違いの使える範囲が分かる: 「いつもそう」と決めず、当てはまらない店も一緒に見ます。


脳のOSで見ると?

比較理解(理解OS 第7章)
二つを比べるときは、同じ軸にそろえると違いが見えやすくなります。「コンビニとスーパー」だけで考えるのではなく、「値段なら?」「広さなら?」と比べる場所を決めます。

他には……

  • 境界理解(理解OS 第11章): どこまでなら「コンビニらしい」「スーパーらしい」と言えるかを見る。
  • 例外処理(理解OS 第10章): 当てはまらない店を無理に消さず、別に扱う。
  • カテゴリー化(理解OS 第8章): 共通点から「買い物をする場所」というまとまりを見る。
  • 本質抽出(理解OS 第6章): いくつかある違いから、自分にとって重要な差を選ぶ。

もう一度だけ

次は、

「本屋」と「図書館」

で、同じように比べてみてください。

おすすめの記事