
問題集を毎日進めているのに、同じところで間違える。丸つけをして赤で答えを書いたら、そのまま次のページへ進んでいる。
問題集は、最初から全部を何周もする必要はありません。まず自力で解き、できなかった問題を分け、必要な問題だけ解き直します。「解く→丸つけ→原因を見る→解き直す」を1セットとして使うと、周回数だけを増やしにくくなります。
問題集は、ページを減らすための本ではありません。できない問題を見つけ、できる状態へ変えるための道具として使えます。
1ページごとに「発見→直す→確認」を回す
- まず何も見ずに解く
- 丸つけして、できなかった問題に印をつける
- 答えだけでなく、どこで止まったかを見る
- 解説を閉じてもう一度解く
- 時間を空けて再確認する
この5つを全部の問題へ同じ深さで行う必要はありません。できなかった問題へ手間を寄せます。
丸つけは、終わりではなく仕分け
○×をつける目的は、自分の状態を分けることです。
3段階で十分です
- ○:何も見ずにできた
- △:答えやヒントを見れば分かった
- ×:解説を見ても難しい
次に重点を置くのは△と×です。
答えを赤で写して終わらない
正しい答えをノートに残すことと、自分で解けるようになることは別です。
解説を読んだあと、一度閉じます。最初から自分の手で方針を立て、途中を進め、答えまで作れるかを確認します。
間違えた原因を1つだけ残す
長い反省文はいりません。
一言だけ残せば、次に同じ原因が出たかを見られます。
できる問題は卒業させる
問題集を何周もするとき、毎回全問を解く必要はありません。
安定して解ける問題は外し、△と×だけを次の周回へ残します。周回するほど対象が減るようにします。
解説を読む本と、解く本を分ける
今の問題集の解説で理解できないなら、同じページを眺め続けるより、教科書や参考書へ戻ることがあります。
問題集は演習、参考書は理解、というように役割を分けると、「問題集だけで全部理解しよう」としなくて済みます。
時間を空けて、もう一度だけ自力で解く
解説を読んだ直後は、手順を覚えているので解けることがあります。翌日や数日後に、何も見ずにもう一度解きます。
ここで解ければ卒業候補。止まれば、まだ残っている場所です。
最初の1周と、テスト前では使い方を変える
同じ問題集でも、時期によって役割が変わります。最初から本番のように完璧を求める必要も、テスト直前まで解説を見ながら進める必要もありません。
1問に止まりすぎるときのルール
難しい1問に20分、30分と止まり、その日の勉強が終わることがあります。
最初から「10分考えて方針が立たなければ印をつけ、解説を見る」のように停止条件を決めます。解説を読んだら、すぐ答えを写さず、閉じてもう一度自分で解きます。
考える時間をゼロにはしません。ただし、問題集全体を進めながら弱点を見つける日と、一問を深く考える日を分けると使いやすくなります。
1週間の問題集ルール
平日:新しい問題+その日の△×を直す
翌日:前日の×だけ再挑戦
週末:残った×だけ、何も見ずに確認
ページ数ではなく、×がどう減ったかを進捗にします。
また、問題集へ直接書き込むかノートに解くかも目的で決めます。繰り返し解きたい問題集なら、答えを書き込まず印だけ残す方が再挑戦しやすい。提出用ワークなら、提出後にもう一度自力で解く場所を別に決めます。
「書き込んだら二度と使えない」と考える必要もありません。大切なのは、次に解くとき答えが見えず、自分で再現できる状態を作れるかです。



