
その場では言えた。小テストの直前なら覚えていた。でも翌日になると抜ける。
覚えた英単語をすぐ忘れるときは、覚え方より「思い出す機会」が足りないことがあります。覚えた直後に見直すだけでなく、少し時間を空けて何も見ずに思い出し、出なかった語だけ戻します。忘れた語を選び直すことが復習の中心です。
このとき「もっと長く勉強する」より先に見るのは、時間がたったあとに何が残ったかです。
覚えた直後の正解だけで終わらない
その場で出たことと、翌日に出ることは同じではありません。覚えた10語を、翌日に何も見ずに一度だけ出します。
全部読み直さない
翌日10語中6語出たなら、残り4語が次の対象です。
10語全部を最初から読み直すと、すでに残っている6語にも同じ時間を使います。出なかった語だけ戻ります。
「見れば分かる」と「自分で出せる」を分ける
答えを見て「ああ、知っていた」と感じるだけでは、テストで出るとは限りません。
英語を見て意味を出す。日本語や場面から英語を出す。必要な方向で一度だけ自力想起します。
例文の文法が分からないなら、暗記だけの問題にしない
単語帳の例文そのものが分からないなら、単語を覚える前に文法や文の構造で止まっている可能性があります。
学校の教科書など、すでに扱った文脈へ戻して意味と使われ方を確認してから、単語帳へ戻る方法もあります。
似た語が混ざっていないか
忘れたように見えて、実際は別の単語と入れ替わっている場合があります。
何と間違えたかを並べ、意味・つづり・使い方のどこが違うかを一行で書きます。
翌日・3日後・1週間後
毎日全部をやり直す必要はありません。
10語で試す例
- 当日:隠して出す
- 翌日:何も見ずに確認
- 3日後:出なかった語だけ確認
- 1週間後:10語全部をもう一度確認
10語の記録を1行だけ残す
復習のたびに細かい記録をつける必要はありません。10語のうち「翌日6語、3日後5語」のように残った数だけ書いておく方法があります。
次に同じ方法を試したとき、「前より残ったか」を比べられます。覚えた感覚ではなく、時間を空けたあとに出た数を見るための記録です。
もし毎回同じ4語だけ落ちるなら、その4語だけ別の手がかりを足す候補になります。
忘れたことを、復習場所の発見に使う
忘れたこと自体を失敗にしません。翌日に出なかった語が分かれば、次に触る語が減ります。
忘れた場所が分かることは、復習する場所が分かることです。
忘れた語だけを、時間を空けて取り出す
忘れやすい語ほど、読み直す回数より「見ないで取り出す回数」を増やします。覚えた直後、少し後、翌日など時間を空け、そのたびに先に答えを見ず思い出します。
出なかった語だけを再確認し、再び時間を空けます。毎回すべてを見直すより、忘れた語が自動的に残る仕組みにすると復習量も増えにくくなります。



