
単語帳を三周、五周したのに覚えられない。
英単語帳は「何周したか」より、「何ができるようになったか」で区切る方が役に立ちます。見て分かるだけなのか、意味を思い出せるのか、英語を見ずに出せるのかを分け、できない語だけ次の周回へ残します。
この状態になると、「あと何周すればいい?」が気になります。でも、周回数だけでは、どこで記憶が抜けているかは分かりません。
まず10語だけ取り出す
- 見れば意味が分かる?
- 隠して意味を出せる?
- 日本語や場面から英語を出せる?
- 翌日にも出せる?
見れば分かるのに、隠すと出ない
この場合は周回不足というより、見る練習が多く、自力で出す練習が少ない可能性があります。
次の一周を始める前に、答えを隠す回数を増やします。
似た単語だけ間違える
全部が残らないのではなく、似た語だけが混ざることがあります。
混ざった2語を並べ、意味・つづり・品詞・使い方のうち、違う部分だけ見ます。
翌日だけ抜ける
直後には出るなら、覚え方をゼロから変える前に時間経過を見ます。翌日、出なかった語だけ戻ります。
何周しても残らない少数を分ける
単語帳の中には、一度で入る語も、数回で残る語も、何度会っても弾かれる語もあります。
全部に同じ手間をかけません。難物だけ、音・映像・出来事・既知の文脈など別の手がかりを足します。
周回数を終了条件にしない
「5周したら終わり」ではなく、必要な方向で、時間を空けても出せるを終了条件にします。
終了条件の例
- 英語→日本語が翌日も出る
- 日本語→英語が出る
- 似た語と混ざらない
- 例文の中で意味が分かる
周回ごとに「見る対象」を変える
同じ単語帳を同じ読み方で何周しても、同じ弱点が残ることがあります。
- 1周目:意味が分からない語を見つける
- 2周目:隠して出ない語を見つける
- 3周目:似た語と混ざるものを見つける
- 4周目:翌日に抜ける語だけ確認する
こうすると、周回は「ページを通過した回数」ではなく、弱点を別の角度から探す工程になります。
全部の語を毎回同じ深さで扱わず、残らない少数へ手間を寄せます。
1周ごとに目的を変える
同じことを5周繰り返すより、1周目は意味確認、2周目は自力想起、3周目は混同語の区別、のように目的を変える方法があります。
周回数は手段です。覚えられないときは、あと何周するかより、今どこで抜けているかを見ます。
周回数ではなく、終わる条件を決める
単語帳の周回は、回数だけ増えると「見覚えがある」状態で止まりやすくなります。次の三段階を別々に確認します。
- 英単語を見て意味を言える
- 意味から英単語を思い出せる
- 必要ならスペルまで再現できる
できた語は次の周回から外し、出なかった語だけ残します。周回数は結果として増えるもので、最初から「5周する」と決める必要はありません。



