「考える」と言っても、条件を分ける、仮説を置く、逆算する、問いを変える、確率で持つ、決めないなど違う動きがあります。思考OSでは14の動き+1つのコーダに分けています。
一覧
場合分け / 論理の運び / 仮説と検証 / 逆算 / 問いを置き直す / もしもを置く / 形を持ち運ぶ / 制約を置く / 確率で考える / 選ぶと捨てる / 決める / 循環を見る / 多角的視点 / メタ認知 / 判断を保留する
第1章|場合分け
条件によって答えが変わるところを分けて考える。
一つの答えを全部へ当てはめず、条件ごとに問題を別の形として扱います。
第2章|論理の運び
出発点から結論までを、一段ずつつなぐ。
「なぜ次へ進めるのか」というつながりを切らずに考えを進めます。
第3章|仮説と検証
まだ分からないことに仮の答えを置き、現実と比べる。
仮の説明と現実を往復しながら答えを修正します。
第4章|逆算
ゴールから現在へ、必要なものを逆向きにたどる。
未来の状態から現在の行動を組み立てます。
第5章|問いを置き直す
答えを変える前に、何を問うているのかを変えてみる。
対象・範囲・条件・目的を動かして、問題そのものの形を作り直します。
第6章|もしもを置く
現実にはない条件を仮に置き、その先を考える。
現実の条件を一つ動かし、その世界で何が変わるかを追います。
第7章|形を持ち運ぶ
一つの問題で見つけた構造を、別の問題へ移す。
表面ではなく、対応や関係の骨組みを取り出して別の場面へ合わせます。
第8章|制約を置く
考えられる範囲を、あえて狭くする。
使える条件を限定し、考える範囲に輪郭を作ります。
第9章|確率で考える
未来を「起こる/起こらない」ではなく、起こりやすさとして持つ。
不確実なことを、確からしさの強さとして扱います。
第10章|選ぶと捨てる
一つを選ぶことと、他を選ばないことを同時に見る。
選択の表側だけでなく、その選択によって失われる候補まで一緒に見ます。
第11章|決める
不確実さが残った状態で、一つの選択へ線を引く。
まだ分からない部分を残したまま、ある時点で一つの行動へ移る選択を固定します。
第12章|循環を見る
結果が、もう一度原因側へ戻ってくるつながりを見る。
ある結果が次の原因となり、同じ流れを強めたり弱めたりするところを見ます。
第13章|多角的視点
対象はそのままに、見る位置を変える。
自分、相手、第三者、未来の自分など、観察する位置を移動させます。
第14章|メタ認知
考えている自分自身を、観察する対象にする。
自分の思考そのものを、一段離れて見ます。
コーダ|判断を保留する
まだ分からないものを、分からない状態のまま持っておく。
材料が足りない段階で結論を固定せず、「今はまだ決められない」を一つの状態として持ちます。
「考えられない」も一種類ではない
条件を分けた方がいいのか、問いが悪いのか、仮説を置くのか、ゴールから戻るのか、まだ決めない方がいいのか。もっと考えるではなく、考え方そのものを替えます。