
これだけ覚えよう
- 原因と結果が一方通行ではなく、ぐるぐる回っていることがある。
- 「話しかけない → 距離ができる → 相手の反応が薄くなる → もっと話しかけにくくなる」のような形。
- 悪い循環だけでなく、「少しできる → 自信がつく → またやる」のような良い循環もある。
- 輪になっているときは、「最初の原因は何?」だけを探しても答えが出ないことがある。
- 全部を一度に変えず、「この輪のどこなら少し変えられる?」を探す。
輪には、色がついていない
話しかけない。
それだけで、少し距離ができる。
距離ができると、返ってくる反応が薄くなる。
反応が薄いと、次はもっと、話しかけにくくなる。
話しかけないから距離ができたのか、距離があったから話しかけなくなったのか。
もう、どちらが先だったのか分からない。
一つの原因を探して、そこを直せば終わる。
多くの問題は、そう考えて片づく。
けれど、この四つは輪になっていて、直すべき一点が、輪のどこにも見当たらない。
効果には、時間差がある。
今日の一言が、来週になって、遠くから戻ってくることもある。
すぐに返ってこないからといって、何も起きていないわけではない。
輪そのものは、良くも悪くもない。
小さな自信が次の一歩を生み、それがまた自信になる。そんな良い輪もある。
回っているものの向きが違うだけで、輪という仕組みは同じだ。
だから、輪を見つけて終わりにしない。
いちばん小さく変えられる場所を、輪の中に探す。
話しかけないところを直すのか、反応の薄さのほうを直すのか。
一箇所を変えるだけで、輪全体の回り方が変わることがある。
断ち切ることだけが、対処ではない。
弱める。遅らせる。反対向きの、小さな輪をもう一つ足す。
やり方は、一つではない。
自分の一言は、まっすぐ消えていくのではない。
輪をめぐって、いつか、また自分の足元へ戻ってくる。
循環を見るとは、断ち切る場所ではなく、緩められる場所を、輪の中に見つける力なのかもしれない。
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