
これだけ覚えよう
- 今すぐ決めないことも、一つの判断。
- 疲れている、焦っている、同じところで何度も迷う。そんなときは、いったん止めたほうがいいこともある。
- ただ放置するのではなく、「明日の9時にもう一度考える」のように、戻る時間を決める。
- 保留は「決められないから逃げること」ではなく、今の自分では判断しにくいと気づいて止めること。
- 決めるか、保留するか。そのどちらを選ぶかも判断の一部。
夜。画面に、返事が書けている。
読み返す。文はつながっている。日付も数字も合っている。送信の上に、指が止まる。
指を下ろさないまま、もう一度、頭から読む。同じ一行のところで、また止まる。文は変わっていない。三度目も、同じ一行で止まる。
息を、一度吐く。肩を回す。首が鳴る。目の奥が熱い。窓の外を、車が一台通る。朝から、いくつ決めたか思い出せない。
返事は書けていた。返事をする自分が、まだ戻っていなかった。
紙を一枚、キーボードの横へ置いて、書く。
画面を閉じる。部屋が暗くなる。机の上に、その紙が一枚。
明朝九時、ここへ戻る。
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