理解OS 第10章|例外処理

これだけ覚えよう

  • ルールに当てはまらないものが一つ出ても、すぐにルール全部を捨てなくていい。
  • 英語では、played のように -ed がつく過去形もあれば、go → went のように別の形になるものもある。
  • そんなときは、無理にルールへ入れず、「これは別のグループ」として覚える。
  • できれば「どんなときに例外になるのか」も一緒に覚えると、次に使いやすい。
  • 「ルールが間違いなのか、それとも例外なのか」を分けて考える。

規則の横に、小さな箱

規則を覚えた翌日に、それに従わないものが現れる。

そのとき、人はたいてい三つのうちどれかをやる。

一件の外れを見て、規則ごと捨てる。

外れたほうを、無理に規則へ押し込む。

「これは特別だから」と言って、それきり忘れる。

どれも、次に同じものが来たとき、また困る。

例外処理とは、規則から外れたものを、条件を書いて別枠へ登録することである。

英語の規則動詞では、played、watched、cooked のように、過去形になるとき ed がつく。

けれど、go は went になる。make は made、run は ran。

このとき、ed の規則が間違っていたわけではない。

不規則動詞という、もう一つの枠がある。

そこへ登録すれば、goed を規則へ押し込まずに済む。

二月は、二十八日までである。

けれど四年に一度、二十九日が来る。

地球が太陽を一周する時間が、ちょうど三百六十五日ではないからだ。ずれを放っておくと、暦と季節が少しずつ離れていく。

そして、この例外にも例外がある。百年に一度、二十九日の来ない年がある。

例外には、たいてい理由がある。理由まで書いておけば、次に同じものが来たとき、また扱える。

ルールは、例外があるから
不完全なのではない。
例外を扱えるから、
現実での使用に耐える。

何かがうまく当てはまらないとき、聞くことは一つでいい。

これは、規則が間違っているのか。それとも、別枠に入るものなのか。

別枠だと分かったら、条件を書いて、規則の横へ置いておく。

小さな箱が一つ増えるだけで、大きな規則は壊れずに済む。


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