「全部わかってから次へ」が、勉強を止めることがある

数学の問題で、一つ分からないところが出てくる。

解説を読む。
まだ少し引っかかる。

「ここが分かるまで次へ進まない」

と決めて、さらに考える。

30分たっても分からない。
予定していた次のページにも進めない。

一問の問題が、今日の勉強全体を止めています。

「理解したい」に、進むための条件が付いていない?

最初の目標は、

「この問題を理解したい」

だったはずです。

それがいつの間にか、

「この問題を理解できなければ、次へ進んではいけない」

へ変わることがあります。

後者には、「次へ進むための完成条件」が付いています。

同じことは、

  • このページを全部理解してから次へ進む
  • 英単語を全部覚えてから次の範囲へ進む
  • この問題集を終えてから別の教材へ移る

といった形でも起こります。

どれも、目標としては不自然ではありません。

ただ、一か所でも未完成だと先へ進めないなら、その一か所が全体の栓になります。

完成を、一回で作らなくてもいい

たとえば問題集なら、

一周目
分からない問題に「?」を付けて進む。

二周目
解説を読み直す。

三周目
自力で解けるか試す。

テスト前
時間内にできるかを見る。

同じ問題でも、段階によって完成条件を変えられます。

分からないものを放置する、という意味ではありません。

未完成のまま一度通過し、あとで完成へ近づける。

問題集に「?」が残っていても、次のページは開けます。

丁寧にやることと、一度で完成させることは別

「きちんと理解したい」
「分からないところを残したくない」

という気持ちは、そのままで構いません。

問題になるのは、その目標が、

今ここで完成しなければ、先へ行けない

という進行条件になったときです。

一周目では存在を知る。
二周目では理解を深める。
その後、自力で解ける状態へ近づける。

完成を段階に分ければ、「丁寧に勉強したい」と「先へ進みたい」を両立できることがあります。

一度で全部完成させることまで、同じ目標にしなくてもいいのかもしれません。

感情OS第15章:完璧主義崩し


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