集中が切れたあと、もう一度「さっきの自分」を探していない?

数学を解いている途中で夕食になる。

家族に呼ばれる。
少しスマホを見る。

しばらくして問題集へ戻る。

すると、

「この式、何のために書いたんだっけ」
「どこまで分かっていたんだっけ」

となる。

問題集は同じページで開いているのに、頭の中では少し前からやり直しです。

中断すると、「途中の情報」が消える

問題を考えている間、頭の中には問題文以外のものがあります。

  • ここまでは分かった
  • この方法は違いそう
  • 次はこの式を試そう
  • ここだけまだ分からない

こうした「途中の状態」は、問題集には書かれていません。

だから中断すると、その一部が抜けます。

再開したときには、問題を解く前に、

「さっき自分はどこにいたのか」

を復元しなければなりません。

集中が切れた後の面倒さには、この復元作業も混ざっています。

「次にやること」を外へ置いてから離れる

長い記録を残す必要はありません。

余白に、

  • ここまでOK
  • 公式を使う理由がまだ不明
  • 次は解説2段落目

と書いておく。

もっと短く、

「次:問4②」

だけでも構いません。

戻った瞬間に「さて、何をしよう」から始めなくて済みます。

集中そのものではなく、「戻る場所」を残す

集中そのものを保存することはできません。

でも、

次に集中する場所は保存できます。

勉強中に一度も中断しないことを目標にすると、現実には難しい場面がたくさんあります。

食事。
家族からの声かけ。
学校や塾への移動。
休憩。

中断をなくすことだけを考えるより、

中断しても短い時間で戻れる状態を作る

という考え方もあります。

見る数字も、

「何分集中できたか」

だけではなく、

「離れたあと、どれくらいで続きを始められたか」

まで広げられます。

途中で止まることと、最初からやり直すことは同じではありません。

再開点を残しておけば、止まった場所からまた続けられます。

感情OS第23章:集中制御


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