過去分詞とは?一覧は「形」より使い道で覚える

過去分詞は「動詞の過去形のようなもの」ではありません。haveと組んで完了形、beと組んで受け身、名詞を説明する形容詞的用法などに使われる動詞の形です。不規則変化の一覧は、形だけでなく「どこで使うか」と一緒に覚えると混乱が減ります。

原形・過去形・過去分詞を三列で分ける

規則動詞では過去形と過去分詞が同じ形になることが多く、play-played-played のようになります。

不規則動詞では、

  • go - went - gone
  • see - saw - seen
  • write - wrote - written
  • take - took - taken
    のように形が変わります。

過去形は主に過去の出来事を述べるときに使い、過去分詞は単独で時制を作るのではなく、haveやbeなどと組み合わせる場面が中心です。

現在完了では have + 過去分詞

I have visited Kyoto three times. なら、have + visited が現在完了です。

He has already finished his homework. では has + finished。

現在完了の詳しい「経験・完了・継続」の見分けは現在完了形の問題ページで練習します。ここでは、have/has の後ろへ置く形が過去分詞だと確認します。

I have went のように過去形wentを置かないことが重要です。

受け身では be + 過去分詞

This book was written in English. では was + written が受け身です。

能動文 Someone wrote this book in English. では、行為をする側が主語です。受け身では行為を受けるものを主語にします。

be動詞の時制と、過去分詞の形を別々に見ると、「was written」を一つの暗記フレーズにせず構造で理解できます。

名詞を説明する過去分詞

a broken window は「壊された/壊れている窓」、the books written by Soseki なら「漱石によって書かれた本」のように、過去分詞が名詞を説明します。

一語なら名詞の前に置かれることが多く、長いまとまりなら後ろから説明する形がよく出ます。

完了形や受け身だけでなく、読解中に名詞へかかる過去分詞を見つけられると、長い文を区切りやすくなります。

一覧は変化パターンで分ける

不規則動詞をアルファベット順だけで覚えると、似た形を結びつけにくいことがあります。

  • AAA型:cut-cut-cut
  • ABB型:buy-bought-bought
  • ABC型:sing-sang-sung
  • 原形と過去分詞が同じ型:come-came-come

というように、変化のパターンでまとめる方法もあります。

ただし分類名を覚えることが目的ではありません。問題で必要な形をすぐ取り出せるかを確かめます。

よくある間違い:過去分詞=『過去の意味』と決める

I have lived here for five years. は現在までの継続を表せます。過去分詞が入っているから文全体が過去だけを表すわけではありません。

また、The door is closed. のclosedは状態を説明しているように読める場合もあります。形だけ見て一律に「過去」と訳すと不自然になります。

過去分詞は時を直接表す名前ではなく、文法的な形として使い道を見ます。

過去分詞だけ覚えても時制問題は解けない

現在完了か受け身かは、過去分詞の形だけでは決まりません。前にhaveがあるのかbeがあるのか、主語と動詞の意味、文脈を見る必要があります。

一覧は語形を取り出す道具です。文全体の意味は、助動詞・be/have・時を示す語句などと組み合わせて判断します。

次は英文で『過去分詞の役割』を横に書く

英文を10文選び、過去分詞へ下線を引き、その横へ「完了」「受け身」「名詞説明」のどれかを書いてください。

形を見て終わらず、文中で何の仕事をしているか分類します。同じwrittenでも、have written、was written、books written by...では役割が違います。形と使い道を結ぶことが次の練習です。

不規則変化は「形の似方」で小さくまとめる

過去分詞一覧を上から順に暗記するより、原形・過去形・過去分詞の変化パターンでまとめます。たとえば put-put-put のように三つが同じ型、buy-bought-bought のように過去形と過去分詞が同じ型、write-wrote-written のように三つが異なる型です。

同じ型を数語ずつ並べ、自分で空欄を埋めると、単語単体より比較して覚えられます。ただし発音や綴りには例外があるので、「この型なら必ず同じ変化」と新しい規則を勝手に作らないようにします。

文の中で役割を判定する練習

次の三文で、過去分詞が何をしているかを分けます。

  • I have finished my homework. → 現在完了の一部
  • The window was broken. → 受け身の一部
  • the broken window → 名詞windowを説明

同じbrokenでも、前後の語によって役割が変わります。形を見つけたら、haveの後か、be動詞の後か、名詞の前後かを確認します。

過去分詞を一覧で覚える目的は、単語テストだけではなく、この役割判定を速くすることです。

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