間違い直しのやり方|答えを写す前にミスを7種類に分ける

間違えた問題の答えを赤で書く。解説を読んで「分かった」と思う。

間違い直しは、答えを写して終わる作業ではありません。まず「知識不足」「読み違い」「手順ミス」「時間不足」など、なぜ間違えたかを分けます。そのうえで、同じ種類の問題をもう一度自力で解ける状態まで戻すのが目的です。

それで提出はできます。でも、次の問題で同じ原因が残っていれば、また似たところで止まります。

間違い直しでは、正解を書き残す前に「なぜ間違えたか」を1つだけ分けます。

間違いを7種類に分ける

一番近いものを1つ選びます。

  • 知識不足:そもそも知らなかった
  • 想起不足:見れば分かるが出なかった
  • 混同:似たものを取り違えた
  • 読解:問題文や条件を読み違えた
  • 方針:何を使うか選べなかった
  • 実行:計算・記入・途中処理で崩れた
  • 速度:時間が足りなかった

分類したら、直し方を変える

知識不足なら基礎へ戻る。想起不足なら隠して出す。混同なら二つを並べる。

読解なら条件と問いを分ける。方針なら「何を使う?」だけ練習する。実行なら途中式や確認場所を固定する。速度なら時間を測って止まり場所を見る。

同じ「×」でも、次にすることは違います。

答えを写すのは最後

最初から正解を赤で写すと、何も見ずにもう一度解く機会が消えます。

まず印だけつけて、解説を確認。その後、解説を閉じて最初から自力で解きます。

必要なら最後に、次回見るための一言だけ残します。

間違いノートを作るなら、全部写さない

問題文、解答、解説を丸ごと写すと、直しに時間がかかります。

残したいのは、次に同じ原因が出たときに気づくための情報です。

問題:ページ・番号だけ

分類:方針

止まった場所:二次方程式を使うと気づかなかった

次回:解く前に「何を求める?何を使う?」を言う

翌日に、同じ問題をもう一度だけ解く

解説を読んだ直後は、手順を覚えています。時間を空けたあとにも自力でできるかを確認します。

できたら卒業。できなければ、同じ分類で止まったか、別の分類へ変わったかを見ます。

同じミスが3回続いたら、問題ではなく原因を見る

別の問題なのに毎回「方針」で止まるなら、個別の問題を覚えるより、解法を選ぶ練習を増やします。

同じ原因が複数の問題にまたがっているとき、そこが優先して変える場所です。

テスト直しにも同じ7分類を使う

テスト返却後も、問題集の直しと同じ分類を使えます。

普段の問題集で「実行」が多く、本番でも「実行」が多いなら、練習と本番を同じ軸で追えます。

→ テストのケアレスミスが多い

3つの間違いで、直し方の違いを見る

英単語を書けなかった 見れば分かるなら想起不足。隠して出す練習へ
数学の公式を使えなかった 公式は知っているなら方針。問題を見て何を使うか選ぶ練習へ
社会の似た用語を逆にした 混同。二つを並べて違いを説明する

答えが違う3問でも、分類が同じなら一つの練習でまとめて直せることがあります。逆に同じ教科でも、分類が違えば直し方を分けます。

ミスの数ではなく、種類の変化を追う

次のテストで点数だけを見ると、改善した場所が見えないことがあります。

たとえば実行ミスが6個から2個へ減った一方、方針ミスが増えたなら、前回の対策は一部効いています。次は方針へ移せます。

「また間違えた」で終わらず、どの種類が減り、どれが残ったかを一度だけ数えます。

7分類は成績表を作るためではなく、次に変える1か所を選ぶために使います。

今日直すのは、1問だけでいい

間違えた問題を全部きれいに直す前に、1問だけ7分類し、その分類に合った直しをします。

答えを正しく残すことより、次に同じ原因を減らすことを間違い直しの終了条件にします。

間違い直しを提出物として求められる場合でも、見た目を整えることと、自分の次の練習を決めることは分けられます。提出用に必要な記録を書いたあと、自分用には分類と次の一手だけ短く残します。

直しに時間をかけすぎて新しい演習ができなくなるなら、すべての問題を同じ詳しさで直さず、同じ原因の代表1問だけ深く直す方法もあります。

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