
昨日、数学の問題が解けなかった。
今日、もう一度やる。
問題文は昨日と同じです。
でも、解く側には一つ情報が増えています。
「昨日はここでできなかった」
という情報です。
それなのに、昨日と同じやり方で、同じところから、同じように始めることがあります。
そして、また同じ場所で止まる。
二度目には、前回の失敗を持って帰れる
昨日、公式を使うところで止まった。
それなら今日は、公式の意味を確認してから問題へ戻れます。
問題全体が分からないように感じたなら、
実際にどの行で止まったのか
だけ確認してから始めることもできます。
問題そのものがまだ重いなら、似た簡単な問題を一問挟んでもいい。
一度目の失敗から分かったことを、二度目の条件に混ぜるわけです。
「もう一回」より、「何を変えて戻る?」
再挑戦というと、
もう一度頑張ること
を考えがちです。
でも、前回と同じ条件をそのまま再現すれば、同じ結果になることもあります。
変えるのは、大きなことでなくて構いません。
- 知識を一つ補う
- 問題を少し小さくする
- ヒントを一つ見る
- 似た簡単な問題を先に解く
- 目標を「正解」から「昨日より一段先」へ変える
これだけでも、一度目とは違う挑戦になります。
失敗は、「どこで止まったか」を教える記録でもある
昨日できなかったことは、嫌な記録だけではありません。
どこで止まるのかを、一度教えてくれた記録
でもあります。
次にその問題へ戻るとき、
「今度こそできるかな」
だけでなく、
「前回と何を一つ変えて戻ろう」
と考える。
昨日より少し知識を足す。
少し簡単な地点から入り直す。
昨日止まった地点を先に確認する。
そうすれば、二度目は一度目の繰り返しではありません。
再挑戦は、「もう一度同じことをする」ことではなく、
一度目から得た情報を使って、条件を少し変えて戻ること
として考えることもできます。


